グリップ交換液の安全性と問題点について
ガソリン
ガソリンは、揮発性が高く引火しやすい液体燃料です。常温で外気に触れると気体化し、空気中で一定の濃度になったところに、裸火や電機のスパークなどのエネルギーを与えると、爆発火災を起こす危険性があります。夜店の露店で爆発事故を起こしますが、ポリタンクに入れて、置いたりするのは危険です。衣服の静電気でも、簡単に引火爆発する危険があります。ガソリンスタンドの静電気除去パッドはそのためのものです。グリップ交換液には使うべきではありません。
ガソリンは、揮発性が高く引火しやすい液体燃料です。常温で外気に触れると気体化し、空気中で一定の濃度になったところに、裸火や電機のスパークなどのエネルギーを与えると、爆発火災を起こす危険性があります。夜店の露店で爆発事故を起こしますが、ポリタンクに入れて、置いたりするのは危険です。衣服の静電気でも、簡単に引火爆発する危険があります。ガソリンスタンドの静電気除去パッドはそのためのものです。グリップ交換液には使うべきではありません。
シンナーは、接着剤あるいは溶媒として塗装、接着などの目的に使用される有機溶剤ですが、多種多様な炭化水素化合物の混合剤です。シンナー中毒は、これらの有機化合物を高濃度、急性に、あるいは低濃度、慢性的に吸引した結果、神経系を含むさまざまな臓器に障害を生じた状態を言います。シンナーは常温・常圧で揮発性に富み、脂肪に溶けやすいため、気道や皮膚粘膜から吸引されてさまざまな臓器に毒性を示します。作業環境の換起不全による中毒を職業性中毒と言います。グリップ交換液には使うべきではありません。
安全性で問題の少ないのが灯油です。石油臭と乾燥時間が長いのが問題です。
灯油と同レベルの安全性です。微石油臭で、乾燥時間が、ガソリン並の速さが優れています。価格は、灯油より高くなりますが、グリップ交換1本当たりの経費は、約2円程度です。
諸特性 | パーケムグリップ交換液 | ホワイトガソリン | 灯油 | ベンジン | アセトン | シンナー | 日石ガソリン | |
基本物性 | 密度(15℃) | 0.75 | 0.696 | 0.78 | 0.73 | 0.732 | ||
引火点(℃) | 24 | -40以下 | 42 | 28以下 | -18~2 | -16以下 | -40以下 | |
におい | 微石油臭 | 石油臭 | 石油臭 | 芳香臭 | ||||
外観 | 無色透明 | 無色透明 | 無色透明 | 無色透明 | 無色透明 | 無色透明 | 薄赤色 | |
分留性状 初留℃ |
70 | 34 | 148 | 30 | 31.5 | |||
50%(゚C) | 97 | 190 | 89 | |||||
終点(℃) | 204 | 250 | 150 | 56.3 | 195 | |||
安全性 | 消防法(第4類) | 第2石油類 | 第1石油類 | 第2石油類 | 第1石油類 | 第1石油類 | 第1石油類 | 第1石油類 |
労働安全衛生法 | 該当しない | 第2種 | 該当しない | 第2種 | 第2種 | 第3種 | 第2種 | |
有機溶剤等中毒予防規則 | ||||||||
水質汚濁防止法(排水) | 該当しない | 該当しない | 該当しない | 該当しない | 該当しない | |||
水質汚濁有害物質(地下水) | 該当しない | 該当しない | 該当しない | 該当しない | 該当しない | |||
オゾン層保護法 | 該当しない | 該当しない | 該当しない | 該当しない | 該当しない | |||
下水道法(有害物質) | 該当しない | 該当しない | 該当しない | 該当しない | 該当しない | |||
品質 | 市販価格(約-円/リットル) | 1,500円 | 200円 | 50円 | 500円 | 110円 | ||
入手の容易性 | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | |
作業性 | ◎ | ○ | ◎ | △ | ○ | |||
速乾性 | ◎ | ◎ | △ | ◎ | ◎ | |||
備考 |